短夜のMoon River

音楽

※この記事にはプロモーションが含まれています。

オードリー·ヘップバーン主演の 「ティファニーで朝食を」 の名場面。

ヘップバーンが窓辺でギター、ムーン·リバーを口ずさむシーンは、この映画のハイライトであります。

ちゅう は冒頭からこの映画に上手く感情移入出来ずにいたのですが、このシーンにがっつりがっつり鷲掴みされました。

👇コチラで Moon River が聴けます👇👇👇

https://music.amazon.co.jp/user-playlists/b77c2ecb17b746aab46117d7716d01ecjajp?ref=dm_sh_JI3ie83IvdmpBFttJmbwNv2Cj

構図の美しさ、ムーン·リバーという曲の美しさ、主人公が初めて見せる美しさがこのシーンで弾けます。(主人公の恋心を垣間見るシーン)

風向きが変わる一場面でした。

ヘップバーンの小さな声域に合わせて作られたこの曲は、様々な音楽家によって様々なアプローチで現在も歌われています。 

映画音楽を本業として作る人たちが、メロディーの美しい曲を作る、というのが昔は本当に多かった。メインテーマとか愛のテーマとか。

現在だと映画音楽と主題曲は別物です。(全てではないですが)

ちゅうが音楽を聞き始めた頃は、映画のサントラ盤を聴くときはヒットしている曲だけで、いわゆる映画音楽はパスしていました。

今でこそボーカルレスでも聴くようになりましたがそれでも映画音楽は映画の映像とセットで見たい派です

音楽を聴いて映像を思い出すというパターンもありますが、映画音楽の修行が相当足りてないと ちゅうは自覚はしています。

話を戻して、ヘップバーンの映画のために、ヘップバーンが歌うために作られたムーン·リバーがピタリとハマッてしまうのは当然のことなのでしょう。

この曲はおしゃれで都会的、洗練された雰囲気のためにジャズシーンでよく見受けられます。

そしてmoonという存在は、都会の夜を象徴する主要アイテムのひとつでしょう。

ムーンライト·セレナーデシュート·ザ·ムーンフライ·ミー·トゥ·ザ·ムーン、マイク·オールドフィールドがらみのムーンライト·シャドウあたりはその都会っぽくて、jazzyで雰囲気のある歌ですね。(ムーンライト·シャドウはちょっと違うか)

👇コチラでmoon river他をCHECK‼️👇👇👇

https://music.amazon.co.jp/user-playlists/b77c2ecb17b746aab46117d7716d01ecjajp?ref=dm_sh_JI3ie83IvdmpBFttJmbwNv2Cj

ドビュッシーの月の光、キング·クリムゾンのムーン·チャイルド、fannaのムーンリバー(有頂天家族2エンディング)、レベッカのムーン(怪奇?)、ムーンライト伝説なんかも思い出しますが、独特な歌が多いですよね。

月の暗とか陰といった部分とは違う、月のもつ神秘的な面を際立てる歌が多いからなのでしょう。(暗陰ならピンク·フロイドのthe dark side of the moonというアルバムを思い出します)

この神秘性は月にあって太陽にはないものなので、ちゅう は月に惹かれているのだと思います。

さて今回のMoon Riverは23年1月に亡くなったジェフ·ベックとまだまだ現役エリック·クラプトンのタッグで、ヘップバーンのmoon riverカバーした曲です。(今年の5月に発表されたばかり

これは昔、3大ギターリストと呼ばれた二人の共演になります。(もう1人は元 Led Zepplin のジミー·ペイジ)

因みに60年代の Yardbirds というバンドのギターリストはエリック·クラプトン、ジェフ·ベック、ジミー·ペイジとこの順に交代しています。3大ギタリストを輩出したヤードバーズは凄いですね。

3大ギターリストといっても過去の話でしかないのですが(しかも日本で作られた言葉)、とてつもない功績を残し現在においても影響力を持つ3人です。

どちらかというとクラプトンとジミー·ペイジは曲作りや音作りの面において活躍、若い頃は時代を牽引してきた寵児的イメージですが、ジェフ·ベックの方は純粋にギターリストとしての活動のみで登りつめた職人肌ミュージシャンと言えます。

今回のムーン·リバーはその傾向が顕著でクラプトンのヴォーカルと音作り、プロデュースにジェフ·ベックの個性的なギターを乗せたという作りになっています。(ベックのギターの音は唯一無二で少し聞けば良く分かります)

若干ベックのギターが大人しめに感じるのはクラプトンの音作りの結果でしょうが、それだけではなく、冒頭に話した抑揚の小さい曲のためとも言えます。

ただ全体的に見ると洗練されたサウンドのイメージでもギターの音は紛れもなくベックのものです。

又もうひとりの主役エリック·クラプトンは本人の意識外かもですが、おしゃれ感が凄くて、ギターリストのクラプトンからトータル的なアーティストとして復活してからの色気は半端ないです。

昔から情熱的な色男で有名な方ですから、本人の意識外ってことはないのかもですけれどもね。

ヴォーカルのスタイルもシンプルになり上手さが出るようになりました。

以前は安定感に欠けるというか良い悪いが見える歌い方というか、やはりギターリストとしての顔に力が入っていたのかなぁって思ったり。

ヘップバーンのオリジナルもクラプトン&ベックのカバーもとても良い感じなので、夏の短夜ですがじっくり聴いていただきたい、と思うとともにセーラームーンのムーンライト伝説もカラオケ用に練習でもして、いつか歌っていただきたい、とおせっかいする ちゅう でした。

今回はヘップバーンのmoon riverからベック&クラプトンのmoon river、と他映画音楽から数曲を選曲。ベックの代表曲 悲しみの恋人達、月にまつわる曲を何曲かプレイリストに載せました。jazz風の曲が多いですが聴いてみて欲しいです。

👇プレイリスト 短夜のMoon River はコチ👇

https://music.amazon.co.jp/user-playlists/b77c2ecb17b746aab46117d7716d01ecjajp?ref=dm_sh_JI3ie83IvdmpBFttJmbwNv2Cj

コメント

タイトルとURLをコピーしました