恋するアップデート赤ずきん

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ハリウッド製作の 赤ずきん を視聴しました。(2011年作 原題 Red riding Hood

元々のグリム童話の話を所々忘れていたので、再確認してみたかったことと、

ホラー映画という触れこみが気になったことが視聴の理由でした。

あまりこの映画の情報を持たずに視聴を始めたのですが、

赤ずきんが二十歳前の大人だったこと(小さな女の子ではなかった)

赤ずきんの姉が狼に殺されるのですが、ただの狼ではなく人狼(オオカミ男?女かも)だったこと

この2点がグリム童話との相違点だったので、

赤ずきんのタイトルの意味を最初は見出せずにいました。

そして始まりから何か既視感を感じていたのですが、

それが昔見た キャットピープル (1981年)というホラー映画であることに気づきました。


フランスの美しすぎる女優、ナスターシャ·キンスキーが人狼ならぬ人と豹の血族を演じるホラー映画だったのですが、

許されない他種族(人間)との悲愛のドラマこそが、この物語のメインでありました。

こちらキャットピープルは、人間と性交すると豹に変貌、

もとに戻るには人を食さなければならない、という種族でした。

彼女の経験の時に、自分が豹に変身すること、人を食べて元に戻ったことを知り、

自分が普通の人間ではないことに気づかされます。

最後は鎖で繋がれながら愛する人と性交渉、豹として生きていくため拘束され、動物園に連れて行かれるのですが…

檻を挟んで生きていくことを決めた二人、動物園で豹と男が見つめあっているのが、とても印象的で、

悲しく忘れられないワンシーンとなりました(涙)


赤ずきんもキャットピープルも、満月だとか赤い月だとかいうバッドムーンに狼男の要素が見えて、

更に宗教的な戦い方(十字架だとかにんにく、結界)にドラキュラの要素がみられます。

自分が人外の存在であることの悲哀もそうなのですが、古典的なホラーをベースにした作品だと思います。

タイトル、赤ずきん とともに、恋をした、大人になった。というスローガンが書かれているポスターには、

ホラーチックな主人公が空を見上げています。


その赤いずきんを被る主人公はヴァレリー(アマンダ·サイフリッド)

このヴァレリーの近くに姉を殺害した人狼がいるわけですが、見た目から怪しい人物ばかり。


ヴァレリーの幼なじみで恋仲のピーター

貧乏な木こりの青年。

彼女の姉が死ぬ前には2人で駆け落ちする約束をしていた。

顔が一番オオカミ男っぽい。


ヘンリーは、親が決めた婚約者。

彼は以前からヴァレリーに好意をもっていた。


ソロモン神父は、人狼退治のスペシャリスト。優秀だけれども情に欠ける。

神父というより戦士。


おばあちゃんは、グリム童話と激似の設定で、婚約祝いに赤いずきんをヴァレリーにプレゼントする。

近くの森に住んでいる。


ヴァレリーの父は、悪い人には見えないけれども良い人にも見えない。


長いこと狼とトラブルがなかった村で、

13年に1度の 血の月 の時に、ヴァレリーの姉が狼に殺されたことで、

村人たちは狼の討伐を計画、実行に移します。

しかしソロモン神父は、

犯人はただの狼ではなく人狼であること

人狼に噛まれたものはその者も人狼となること

人狼はこの村に人間として生活していること

を村人に伝えます。

そんな中、ソロモン神父の言う通り人狼は村に大きな被害をもたらしにやってきます。

そしてヴァレリーを見つけた人狼は暴れるのをやめ、彼女の前で止まり、話しかけます。

一緒に行こう と

ヴァレリーだけが人狼の言葉を聞き分けることが出来ました。

このことを彼女と一緒に逃げ回っていた友人に密告されます。

ソロモン神父は、ヴァレリーを捕らえ人狼をおびき寄せる囮の駒にすることを考え…

誰もが疑心暗鬼の中、中世の魔女狩りみたいな雰囲気の中、彼女は神父に捕まります。

村の広場に鎖で繋がれ見せしめというか、完全な囮となってしまいます。

彼女には考えなければならないことがあり過ぎで。

この後、彼女はどうなってしまうのか。

彼女はどうして人狼の言葉を理解出来たのか。

どうして彼女を連れて行こうとするのか。

果たして人狼は誰なのでしょうか…


この映画のヒット要因は、なんといってもヴァレリー役のアマンダ·サイフリッドの配役の妙でしょう。

グリム赤ずきんなら、可愛くて明るい笑顔の赤ずきんですが、

ハリウッド赤ずきんは、好きな男と駆け落ちを企てる娘ですから、少し陰のある女性。

そして人狼に狙われる役ですから、目鼻がクッキリの圧倒的美人さん。

大きなお目々は一番大切。

小悪魔的な魅力をもち、飛び抜けた美貌をもつ彼女は、狼にも目をつけられる美人さんだと思います。

彼女の美貌だけでも観る価値アリですが、ファンタジー映画としての村の出来映え(セット)もなかなかのものです。

ただ村を出ると、セットのレベルが落ちるところが何度か見られて、ちょっと残念なところも。

ファンタジー映画やSF映画はあまり見ないけど、みんなこんなもんだったかなぁとも思ったり。

それでも映画のストーリーもなかなかで、良いエンディングを迎えるので見応えアリですよ。

興味ある方は是非ご覧になって下さい。アマンダ·サイフリッドを見てるだけでも価値のある美しさです。


ところで皆さんは赤ずきんの童話を覚えていますでしょうか。

ちゅう は恥ずかしながら3匹の子豚とごっちゃ混ぜになっていましたが…

大好きなおばあさんのお見舞いにいく赤ずきんを一匹の狼が…

狼は彼女を誘いだそうと試みますが、彼女は応じません。

そこで先におばあさんを飲み込み、おばあさんのふりをして、赤ずきんをベッドの中で待つことにします。

耳や目、口がいつもより大きな偽おばあさんに彼女は飲み込まれてしまいますが、

通りがかりの猟師に助けられるお話でした。

知らない人の話を聞かないこと、とか寄り道をしないこと、といった教訓があるようですね。

ネット社会になってから、知らない人と、世界中の人と、別の価値観を持つ人たちと、様々な楽しいことを共有出来るようになりました。

一方で知らない人と繋がったことで悪事に巻き込まれたり、

最初から相手の悪意を見抜けず騙されたり。

そんな事件が目に余るので、グリム童話みたいな訓話を現在にアップデートして、子どもたちに見せるべき

と特に低年齢層のネット犯罪の増加を心配する ちゅう でした。


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