日本全国煮えたぎるような暑さの中、熱々に盛り上がった参議院選挙が終わりましたが、
大方の予想通り 自民の敗北といえる結果に終わりました。
今回の選挙を簡単にまとめてみると、
“日本人ファーストの参政党の大躍進”
ということに尽きると思いますが、
数字だけを追ってみれば、
参政党 と 国民民主党(右〜中道)が 自民党保守から移動してきた層を取り込んだだけ、という見方もあるかと思っています。
今までの無関心層にまで 政治への関心が高まったという大きな功績はあったのですが、
国民の左右の分布図においては、前回も今回の選挙も割合的に変わっていないともいえそうです。
そんな中、参政党の外国人排斥を不服とする テレビワイドショーのキャスターや 元文科官僚の 有権者愚民発言がありました。
選挙終わるたびに毎回聞かされる今回のような発言には呆れるばかりですが、
まぁ、選民思想的な発言は 同じ政治思想を持つ方々へ向けた発言ってことなんでしょうね。
“なんで馬鹿ばかりなんでしょうね そう思いませんか?”
くらいの仲間への言葉。
こういう発言は、
マスコミが好んで使う“分断”を助長するものにはなっていきますよね。
今回は参政党の外国人排斥を理由にしていますが、
仮に参政党の神谷さんの発言が拡散されず、党の躍進がなかったパラレルがあったとしても、
参政党に流れた票は、玉木さんや保守勢で分け合うだけのことじゃないのかな、結局。
そして、日本保守党辺りを 全体主義呼ばわりするそんな世界線があったのでしょう、きっと。
参政党が無かった世界線でも、
国民の左右の分布図においては、前回も今回の選挙も割合的にそれほど変わらない、
に帰結するだけのことでしょうね。
そして、いつものパターン。
これからは、参政党党員の不祥事粗探しをプラスして、
マスコミや対抗勢力は、参政党への攻撃を続けていくことになるのでしょう。
“出る杭は打たれる”
そういえば前回の選挙後の 玉木さんもそうでしたっけ。

それにしても
こういう選挙結果になってくると
どことどこが連立を組むのかと俄然興味が出てきますね。
素人ながらもあれこれ考えてしまいます。
石破総理がやり残した大切な仕事という関税合意も、トランプ大統領があっさり終わらせてしまったので
(トランプさんは、石破さんを早く辞めさせたかったのかな)
このまま総理退陣という風に進み、
誰が新総理の座に就くのか、という話になっていくわけですが、
まずは、
新総理が、保守系から(高市さん)選ばれた場合は、
野党が反発、バラバラの現状から一枚岩になると予想します。
マスコミも加勢して、自民党にとってはやりづらい世論を抱え込むことになるのでしょうか。
与野党逆転の政権交代に一番近づくパターンかな。
一方、一番現実味のありそうな 現状維持の(高市さん以外を選出)場合は、
与野党ともにに、国民民主党を取り込みたいといったところでしょうか。
前回選挙後と同様、
与野党どちらとも組める 国民民主党の存在が大きくなっていくのでしょう。
ただ国民民主党側から見れば、
“103万円の壁”で自民に裏切られた形になりましたからね。
となれば、自民も立憲も 玉木さんの取り合いで、
(どっちに転んでも)玉木総理 という可能性もあるのかも知れません。
国民民主からの信頼を失った自民が、どのように連立を組んでいくのか、
ヘタな映画よりもワクワクするドラマを見せてくれるのでは、と期待一杯です。

ただ、ちゅうの本音をいえば、
自民党を分割して政治の再編が進んでいくところを見てみたいと思っています
小池さん(都知事の方)と前原さんが、民主党に憲法改正の踏み絵をさせて
希望の党(国民民主) と 立憲民主党に分けた時のように、
中道右派政党(保守⁉)と 中道左派政党に分かれ与野党既存政党の枠組みを作り直して欲しいですね。
左から右までカバーしようとする総合デパート・自由民主党の解体と
新しい秩序の新政党の未来をみてみたいです。
最後に、今回の選挙の主役となった参政党についても少しお話させてください。
先ほども少し書きましたが、
対抗勢力や マスコミの執拗なまでの口撃の標的になるのは目に見えています。
参政党のいう 日本人ファースト に差別がないのはその通りだと思うのですが、
マスコミや対抗勢力の ネガティブキャンペーンで潰されていった国会議員をたくさん見てきましたので
何らかの手をうって欲しいと思っています。
ユーチューブなどでオールドメディアのキリトリの本質が暴かれるケースが増え、
特に若い世代では、オールドメディアへの不信感が強まっているご時世でもあるので、
本音は、これを期に正常なメディアに生まれ変わって欲しいところです、特にTBS。
選挙期間中からやりあったTBSと党首の神谷さんの件は

未だBPOからの回答はありませんが、身内に甘々なBPOですから、
微妙なラインで見逃されるのかなぁと予想しています。
BPO自体も信用に値しないし、
チェック体制が体をなしていない業界ですから…
なんとか参政党にはマスコミに潰されることなく頑張って貰いたいのですが、(支持者ではありません)
ただ今回は、
TBS側の言い分も少し頷ける側面もあると ちゅうは思っています。

ちゅうは、メンタル激弱タイプの人間なので
ストレートに自由に自分を表現出来るSNSで精神を殺られる投稿にぶつかることが結構な頻度で起こってしまいます。
その ちゅうを苦しめる代表的な内容は、
“差別”を感じる書込みであります。
中国人や 韓国人を見下すような人種差別の書込みから、
生活保護が必要な人を攻撃する投稿、
体の不自由な人や病気の人を蔑む投稿、
年配のドライバーや、外国人ドライバーを蔑んり、プリウス(自動車)の所有者を馬鹿にする投稿、
人の投稿に過剰なモラルを求める正義マン投稿、
嫌いな芸能人の投稿に貼りつき誹謗中傷する投稿、
などなど etc…
こういう書込みが、一見平和そうな投稿の中でも結構な確率で見受けられるのが今の時代。
ちゅうは、こういった気分が悪くなる投稿を避けるようにしてはいるのですが、
それでも差別的な文章は付いてきます。
そしてその嫌な投稿にぶつかる確率が日に日に 高まっていく感覚です。
参政党が差別的な党ではないことは理解しているつもりですし、
支持者の多くが差別的な意図がないことも理解していますが、
支持者の中に(多分ほんの一部)、
言葉の強い差別的な意見を持つ人が含まれていることを感じる政党ではあるのですね。
これをただただ放置しておけば、マスコミにいいように利用されてしまうことになるので
出来る限りそのイメージを消す必要性が参政党にはあるんじゃないのかなぁと思っています。
そして、本来はマスコミの方も、参政党を敵視するのではなく、
差別的な支持者を相手に啓蒙する形で(参政党の真意は違いますよと)報道出来ないものですかねぇ。
今のままだと、参政党の票が伸びたら都合悪い感が、丸わかりの報道なので
今回の選挙のように、マスコミの思惑とは真逆の方に進んでしまって
更に分断が進んでいくことを考えて欲しいです。
(喜んで分断を進めたいのであれば、しょうがないので国民にそう宣言してね)
それにしても
SNSに寄生する差別主義者は、めちゃくちゃ増えてきましたね、最近。
全ての発言が 真実のお気持ち表明だとは思わないけど
お調子者のイキリ発言が続いていくのなら、SNSの規制が入るのも致し方ないことなのかな、と思ったり。
選挙とSNSの絡みで新しいルール作りがよく謳われるけど、
SNSであれば、
その前に誹謗中傷や 差別主義者の規制を先にやっていただけないでしょうか、
と、
いつもよりも少しだけ丁寧に喋ってみたくなった ちゅうでした。
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